木造住宅の耐震性は一般的に耐力壁の量と配置のバランスで決まります。開口部の多い建物は通風や採光で有利な反面、耐力壁の量が少なくなるので地震に対しては不利となります。また、耐力壁の量が充分であっても、南面だけに開口部が集中しているような建物は耐力壁の配置のバランスが悪くなるため、同じく地震時に不利となってしまいます。
現在特許出願中の本可動ブレースは、平常時は開口部の邪魔にならないよう垂直に固定されており、地震の揺れを感知すると自動的に斜めに倒れ、柱間を筋交い状につなぐ仕組みとなっています。これにより開口部を耐力壁として機能させることができ、建物の耐震性の向上を図ることができます。
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